また余計なことを・・・

30代、どう楽しく緩やかに生きよう

「自分が」選ぶということ。自分を嫌な気持ちにさせるものを捨てる勇気。

am-our.com

こんな記事を読んだ。

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ちょうど私は今、色んなことを断捨離している最中だった。

始まりはずっと捨てられなかったお部屋にあるこたつ。
自分で買ったわけではなく、引越しの際に家具家電をたくさん譲っていただいて、その時にこたつも付いて来たのだ。

ちなみにコンセントはないのでこたつとしては使用していない。

なんだけれど、このこたつ、文字を書くとめっちゃ揺れる。超ストレス。
サイズも私の部屋にはちょっと大きくて。
そしていつもこのこたつの上に物をたくさん置いてしまってストレス・・・(片付けろ)

なんだけれど、粗大ゴミを捨てるのって超めんどい。
一体いつ来てくれるのか分からんし、こたつって上の板の部分と下のこたつの部分別々なのかな?とか、次のテーブルはどうしよう、とか、色々考えるととにかく面倒だった。

しかしある日突然思い立ち、とりあえず捨ててしまおう!という気分になった。
次のテーブルは捨ててから考えればいいやと。

そしてネットでこたつの捨て方を調べたところすぐに粗大ゴミの予約もできた。値段も400円で済んだ。

なんだ、こんな簡単なんだったらもっと早く捨てればよかった・・・

そして粗大ゴミ回収。部屋からこたつがなくなる。
これがもう・・・めちゃくちゃ快適。
こたつがない!新しいテーブルはまだ来ていないのだけど、とにかくこの今何もない状態のスペースを見て私は幸せな、何かから解放されたような気持ちになっている。

自分でもこたつがなくなったくらいでこんなに幸せを感じられるなんてびっくりだ。
多分こたつを見るたびに私の中で、
「早く捨てなければ・・・」
「このこたつやだな」
など、マイナスな気持ちが常々あったんだろう。それが一気になくなったのだ。

色んなものを捨てたくなった

で、勢い余って(?)、facebookの友達を整理してみた。
自分の最近の活動で言い合いになった人とか、そういう人を友達から外していった。

いじめられる側も悪いとかセクハラされる側も悪い、みたいな意見を持っている人も。
過去に人の容姿について平気で悪くいうようなところをみたことがあった人も。

なんかそれをしていたらとてもスッキリして、最終的に自分のfacebookアカウントを削除してしまった。

私はかなりfacebookに投稿していた。男女平等やフェミニズム、性暴力に関してのことをたくさん書いていた。

けれどその投稿をしている中で、「これって問題意識を持っていない人たちにはただの文句を言っているめんどくさい女に見えるんだろうな」というストレスにいつも晒されていた。

私の頭の中でその人たちが私の悪口を言っているのだ。

けれどこれでもうそんなストレスとはさよならだ。

私はfacebookは絶対にやめられないと信じていた。
色んな人と繋がっていたから、これをやめたら友達がいなくなってしまうと感じていた。

けれどいざアカウントを削除してみれば、こんなに解放された気分は本当に久しぶりだ。

facebookを見て、「なんでこの人、私にはいいねしてくれないんだろう・・・」というみっともない嫉妬心とも戦っていた。その度に、「それはあんたに魅力がないからだよ。めんどくさいからだよ」と自分に強い口調で罵っていた。

一日のうちの大半をそんなことに使っていたように思う。

「自分が」選ぶということ

そして、私は人間関係について考えた。

今私が関わっている人たちは、本当にこれからも関わり続けなければいけない人たちなのだろうか?
色んな人がいる。色んな意見・思想の人がいる。
そういう人たちともうまくやっていくのが大人である。

もちろんそうだけれど。
自分にとってストレスになる人たちと、無理に関係を続けていくよりも、もっともっと自分の居心地というものを大切にしてあげてもいいんじゃないのか。

自分にとって嫌だな、という人は離れていいんじゃないだろうか。縁を切ってしまってもいいんじゃないだろうか。自分にとって嫌なことをされた時に、「自分が悪いから」だけじゃなくて、「自分が相手に怒っている・嫌だと思っている」ということをもっともっと尊重してあげてもいいんじゃないか。

そう思ったら、とにかく心が軽くなった。
そして何より、「自分を大切にしている」という意識が強くなった。
「私が自分で選んでいく」という主体性を感じるようになった。

いつも私は、「選ばれる」「選んでもらう」という受け身だった。
恋愛だってそうだ。
けれど今、「自分はどういう人といたいのか」
「自分はどうしたいのか」
をとても考えている。それは「選んでもらう」という立場の時にずっと感じていた、焦りや不安感からの解放でもあった。

見る世界が一瞬でパッと反転したような気がした。
そのきっかけがまさか、ずっとグダグダにしていたこたつを粗大ゴミに出すこと、だなんて。何がきっかけでいつもの毎日が色づくかなんて、分からない。