また余計なことを・・・

30代、どう楽しく緩やかに生きよう

明けまして、出版社から抗議文が出ました。

あけましておめでとうございます。遅くなりましたが。

私の初めての本「#KuTooーー靴から考える本気のフェミニズム

を出版してくださった現代書館さんが、2回目の見解を出してくださいました。(2ページあります)

www.gendaishokan.co.jp

www.gendaishokan.co.jp

今度はしっかりと弁護士さんから助言をしていただいたそうです。

こちらは自分たちルールではなく著作権専門の弁護士さんにお話を聞いての見解です。
反論したい人もそれくらいのことはしてほしいものです。

法的に問題がないものをいつまでもずっと問題があるかのような印象をつけるような書き込みやそれをリツイートして拡散させ続ける方達に関して、今後は法的措置を検討しています。

すでに過去に別件ですが弁護士さんにお願いしてツイートを削除させたものもあります。私のことを訴えると言っていた方達はいつになったら私のことを訴えるのでしょうか?

いまだに連絡は来ません。

にも関わらず、「石川優実の本は法的に完全にアウト」と言い切っているアカウントもいます。それはこちらでスクショと魚拓も保存しました。ちなみにそのアカウントの方は私の本を持っていないし、全て読んでもいないそうです。すごいですよね。

私が本の出版を取り下げます、とか、謝罪します、とか、私が間違っていましたごめんなさいとでも言わせたいのでしょうか。

私は間違っていないことに謝罪はしません。
法的に問題のない本の出版を取り下げることをしません。
法的に問題がなくてもツイートを使われた人たちの気持ちを考えて謝罪すべきだとでも言うのならばまず、私個人や#KuTooという運動へ対しての侮辱的であったり事実と違うことであったり職業差別であったり誰も言っていないことをさも私が言ったかのように印象付けることを気軽に呟いたことを私に対して謝るべきなのでは。

それらを法的に問題がないのだから謝らないというのならば、私も謝る理由は見当たりません。

「切り取り」「捏造」「著作権侵害」、それらの言葉が本当に私のしていることに当てはまるのか、どのような手段で判断していますか?
まさか誰かのツイートにそう書いてあったから、そんな記事を読んだから、ではないですよね?

私は負けず嫌いですので、このようなことを続けられるとよけい燃えてしまいます。

絶対に黙らないし、さらに行動へのモチベーションが上がります。

本当に私を黙らせたいのなら、私の活動をやめさせたいのなら、私の生意気な態度が気にくわないのなら、私のことはシカトするのが一番効果的です。

だけど目的に対して一番効率的で効果のある方法を選べない#KuToo反対者の方々ですので、今後も私はパワーアップしていくしかありません。ありがとうございます。

 

1月20日発売のFIGARO japon、「かっこいいフェミニストになる。」のページになんと私も掲載していただきました。

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まさか自分がファッション誌に載る日が来るなんて。それもこれも、本当に心の底から、クソリプをいつも絶えず送ってくださる皆様のおかげだと思っています。それがなければ私は頑張れなかったかもしれません。刺激がないと飽き飽きしてしまう性分なもので。(クソリプは私に直接ツイッターで飛ばされたリプライに限りません。ハッシュタグ#KuTooや私のフルネームなどをわざわざ書いたツイートも含みます。)

 

そして最後に、私にいつも声をかけてくださる皆様へ。
クソリプにばっかりかまってしまっていますが、いつも本当に感謝しています。
今年もみんなで、社会の中のおかしいことや女性差別に対して声を上げることはカッコいいことだ、という認識になるようなアクションを起こしていけたらいいなぁと勝手に一人で妄想しています!

 

「石川さんのおかげで救われました」という言葉をいただくたびに、私自身がとても救われています。

今年も無理せず、自分に負担のない範囲でアクションできたらいいなーと思っています。

私がいつも一番大切にしているのは、「自分が活動をやめたいと思わないように自分を保つこと」だったりします。

嫌になりそうだったら少し離れたり、嫌いな人とは会わないとか、笑 これは嫌だと思ったら相手にちゃんと伝えるとか、伝えるのが負担になりそうだったら言わないとか誰かにお願いしちゃうとか、ありきたりだけどやっぱりまず自分を一番大切にしてあげることに力を注ぐことが結果、人のためになるんだと思いますし、実感しています。

全ての人が、自分の心の痛みや違和感、苦痛に敏感になって、自分を救ってあげることができる社会になりますように。

今年もよろしくお願い致します。

33歳になりました!Amazonなどからプレゼントをいただいたり、個人的にお会いしていただいたり、本当にありがとうございます!幸せです!

 

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11月16日、#これフェミ 私から見えた風景

2019年11月16日に開催された青識亜論さんとの討論会、“これからの「フェミニズム」について語ろう”にご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。





まずは、当日の司会を引き受けてくださった小保内さんがnoteで所感を書いてくださったので共有しておきます。



note.mu16

 

 

 

 

討論会では時間が限られていたため、私が伝えきれなかったことがいくつかあります。また、終了後にゆっくり考えたら答えが出たことなどがあったので書いておきます。その場で上手に受け答えすることや相手を言い負かすことが目的のイベントではなかったと当初認識していたので、こうやって後からでも思いや課題点を共有することはズルではないと思います。

 

 

1つ目。青識さんが、フェミニズムの出発点はブルマ―を開発したアメリア・ジェンクス・ブルーマーと言っているように感じた。フェミニズムをいきなりファッションから始めるのは違うと思ったし、これは#KuTooの話につなげやすくして、次に挙げる「ブルマとシャネル」の二極化に持っていきたいからだと思った。



2つ目。「ブルマとシャネル、どっちを選ぶんですか?」と聞かれた。私はブルマでもシャネルでもないので、どっちもやろうと思って#KuTooの活動をしている。

確か青識さんが「人生は時間が限られていてシャネルでさえ人生かけてやったんだからどっちかにしなければ」的なことを言ったと思う。(うろ覚え)

 

「シャネルは男にも気に入られるようなスーツを作ったことでうまくいった、認められた」といっていたけれど、私は別に青識さんたちに認めてもらおうと思っていない。認めてもらう相手は国である。青識さんたちに認めてもらったところでヒールの義務付けは無くならない。媚びは売って効果のあるところに売りたい。

 

この話の時に、「ヒールとパンプスどちらを履いてもいいということにしなさいと強制することは良いのか」というようなことを言われた。(私はそう受け取った。)強制の使い方が間違っているのではないか?と思う。

まず、雇用主はヒールを女性のみに強制させる権利を本当に持っているのだろうか?

雇用主は女性にヒールを強制していいのに、なぜ雇用主に選択肢を与えさせることを強制することは認められないのだろうか?

でもやっぱり、ここに「強制」という言葉はふさわしくないと私は思う。

 

同じ時に「女性のみにヒールを履いてもらいたいと思うことの何がいけないんだ」というような発言があったと思う。性別役割分担意識の何がいけないんだ、という話だったと思う。労働の場に関しては政府が正式に示しています。この指針は、全企業が従うべき基準です。守っていなければ国に行政指導されたり、企業名が公表されることになっています。

 

「性別役割分担意識に基づく言動をなくしていくことがセクシュアルハラスメントの防止の効果を高める上で重要であることに留意することが必要」と明記され、企業の義務の一つになっています。義務履行の3つの例にはいずれも含まれています。

男女雇用機会均等法(均等法)の「事業主が職場における性的な言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針」(セクシュアルハラスメント指針)

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000133451.pdf

事業主(すべての民間事業主と地方公共団体)は、この指針に書いてあることを守る義務があり(均等法11条)、守らない場合は行政指導を受け(29条)、指導に従わない場合は企業名を公表される制裁を受けます(30条)。

均等法

elaws.e-gov.go.jp

 

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3つ目。途中から青識さんが私の考えを評価し始めた。

「それは素晴らしい」「それは正解」などなど。その辺りから私の頭は

「あれ?ところでこの人誰だっけ?」となっていた。なんで青識さんが判断できるんだろう。

 

 

 

4つ目。弁護士のツイートや過去のフェミニストの炎上などをみんなで馬鹿にするようなシーンがあった。私には何が面白いのか全くわからなかったが、会場内は大爆笑だった。同じ人間でも笑いのセンスがだいぶ違う人たちがいるもんだなと思った。果たしてこれが地上波で放送されることが許されるのだろうか。

 

 

 

5つ目。会場から「吉本のブサイクランキング、男女共なくなったのに男性だけ復活したのはどう思いますか?」と女性の方から質問された。時間がなくその時答えられなかった。ブサイクランキングがなくなったこととか男性だけ復活したことは知らなかった。私は男女共に必要ないと思う。顔にランキングをつけるなんて悪趣味だなと思う。彼女もきっと必要がないし、男性差別だと思ったからその質問をしてきたのだと思う。彼女がブサイクランキングを男性だけ復活するなんて性差別だからやめてくださいという署名活動を始めてくれたら最高だと思う。こういうのは気がついた人がやるのが一番熱量を発揮することを私は身を以て知っている。もちろんその時は私も署名をしたいし、応援したい。

もう1つ、赤十字献血ポスターについての会場からの質問で、「被害者に配慮というならば、交通事故にあった人はたくさんいるが車の広告は無くさない。女性で被害にあった人は我慢していただいて」とあったが、比較対象が違うと思う。車の良さを伝えて購入してもらうためには車の画像や映像は当然必要だ。献血者を増やすために、バストを強調する必要はあるのだろうか?

たとえば保険会社などが交通事故のシーンを強調して不安を煽るのであれば、それは被害者に配慮して無くすべきだと思う。私は「女性や女の子のキャラクターのポスター」の話をしているのではなく、「直接その売りたいもの、宣伝したいものと関係がないのに女性の身体的特徴を強調した広告」を批判しているのだから。「宇崎ちゃんのポスターの影響力は気にするくせに、#KuToo運動によってヒールが履きづらくなる人がいるかもしれないという影響力は関係ないというのはダブルスタンダードなのではないか」とねじ伏せられましたが、差別に対する批判なので、ここごっちゃにされても困りますし、この時点で私は#KuTooの話をしていません。

 

6つ目。会場の方から「女性の方がセクハラや性犯罪に遭う可能性が高いと言うが、男性は声をあげれないので可視化されていないだけで同じくらい遭っている」という発言がなされた。エビデンスがないのに誰も反応しなかった。

 

答えようがなかった。

 

 

 

7つ目。青識さんは会場にむかって大きな声で感情をぶちまけ、会場の方たちから共感を得ていた。そしてとても気持ちよさそうに見えた。

 

隣から見ていたが、青識さんが一番輝いていた場面だったと思う。でもすごく痛々しく見えた。私との討論会だったと思うのだが、青識さんは誰と何を話していたのだろう。

 

私も、自分の感情を思いっきり出して、大きな声をだして気持ちよくなりたいと思った。今回私はそれができなかったのがとても残念だ。まさか討論でそんなに感情的になることが許されるとは思ってもいなかったから。私は一応女優なのですが、芝居中くらいしかあんなふうに感情を出したことは無い。だが気持ちよさは知っている。

 

 

ついでにいうと、帰り際、参加者の女性に「女性は感情的だと言われるので話すなら感情的ではなく論理的に話をしてください」と注意された。この女性は、明らかに感情的だった青識さんにも注意したのだろうか。家に帰ったら国語辞典で「感情的」を調べてみようと思った。

 

 

 

8つ目。

 

私は「モノ化」についてよく分からなかったんだけど、自分なりに考えて言語化していった。

 

「人間とモノの違いは『気持ちがあるかないか』ということ。女性の気持ちを『お気持ち』と揶揄することがモノ扱いをしている証明になっているのではないか」

 

と伝えたところ、「そんな感覚やお気持ちで話されても困る、言語化しろ」と言われたので壮大なコントを始めたかと思った。

 

めっちゃ面白いと思ったんだけど大真面目だったらしい。

 

青識さんはしっかりと私をモノ扱いしてくれた。  

 

9つ目。

 

なんか昨日はすごくたくさんの人に「#KuTooは素晴らしいと思います。自信を持って」みたいなこと言われたんだけど、言われなくても私は自信を持っているし素晴らしいことをしていると思っているし、実際に社会を変えている私の方がかっこいいと思っているんだけどなんでみんな私を評価できると思っているのか不思議でたまらなかった。他のイベントなどでお会いした方とはニュアンスがすごく違った。他の時は「ありがとうございます」「助けられました」「励まされました」といった共感なのだ。誰も私を評価なんてしない。

 

 

 

まとめ

 

青識さん、私は今回「討論」をするのだと勘違いしていました。

 

ツイッターという140字ではわからないこと、伝わらないことがあるから実際に会って話して、わからない点、伝わらない点を可視化させなぜそれがわからないのか、考えていくためのものだと思っていました。「これからの『フェミニズム』」っていうくらいだから、生産的な会話ができるんだろうと思っていました。でも、「フェミニズム」ってカギカッコつけてたことが、よく分かった。



わからないこと、伝わらないこと、言語化できないこと、話が噛み合わないこと、そういうことこそ今回の討論には必要な問題点であると思っていたけど、結局「なぜ伝わらないのか、なぜ言語化できないのか、考えよう」という方向に話を進めずに極論で思考停止させるならば、すごく時間と体力の無駄だったなと思う。おっしゃる通り人生には時間は限られてるんだから、ブルマかシャネルかどっちもやりたい私は今回の会を断ればよかったなと思いました。

 

私を青識さんの承認欲求を満たすための道具として使うのならば、予め私に許可と同意をとる必要があったはずです。

 

青識さん、「フェミニストは討論せずにブロックし逃げる」、と仰っていたが、あなたをブロックするのはあなたの思想が嫌いだからだよ。

 

私も嫌いになってしまいました。

 

嫌いになったから、あなたを侮辱しないようにハラスメントしないように、殴らないように、傷つけないように、あなたには関わらないようにします。

 

 

 

会場の皆さん(8割以上男性だった)は私に#KuTooで法規制を求めることを辞めさせたかったのでしょうか?

 

実はちょっと「わざわざ法規制せんくても、社会通念変わってきてるしいっか」と思い始めていたんですが、この討論で一気にアクティビストモードに戻りました。 厚生労働省に再び要望書を提出します。

 

先日素案がでたパワハラの指針に服装のことも入れてもらえるように。

 

この件を決めるのはお前らじゃない。国と世論だ。

 

 

 

青識さん、私には国の何かを決めるような権力はない。私の「お気持ち」1つで何かが規制されたり法律ができたりはしないので安心してほしい。

 

あなたが答えなかったこと。

 

「青識さんが私を殴りました。私はあなたにやめてくれと言った。それがあなたに対するハラスメントなんですか?」

 

「それはまた違う問題だ」とあなたは言った。違う問題の理由も根拠もお話しされなかった。

 

感情的に声を荒げ、根拠を出さずに相手の発言を「違う」と言っても誰にも咎められない。共感を得て気持ちよくなっても「共感を得たいだけで解決策が出せていない」と言われない。

 

そんなに簡単に共感してもらえる部分ではあなたが羨ましいが、私は絶対あなたのようになりたくない。

 

この会の最後にも私は言ったが、先に加害をした側が被害者ぶるな。 同じだと思うな。

 

あなたも私もフェミニストフェミニズムを評価する、認定する権利なんてない。 ">私はあなたと同じ人間だ。

 

ただ生まれてきただけの人間だ。

私たちが同じことをしたら同じ評価をされるべきだ。

 

これから先、あなたの思想か私の思想、どちらが広がりどちらが残り、どちらが社会に影響を与えていくのか、私は勝手に勝負します。

 

あなたは今日、私に勝ったと思っているのかもしれない。 私はあなたに負けたなんて少しも思っていない。

 

たとえ負けだった場合、どのように私の活動や日常に影響を及ぼすのだろう?

 

私が今日負けたらか#KuTooが終わるのか?
私が今日負けたから私の今決まっている仕事がなくなるのか?

私が今日負けたらか流行語大賞のトップ10ノミネートはあり得なくなるのか?
私が今日負けたから、私の日常生活の何かが変わるのか?

私が落ち込んで活動をやめるのか?
このことを知る人は世界のうちのどれだけなんだろう。

 

あなたが今回の会場約200名という規模を超えられるのか。
あなたを世界が取り上げることが今後来るのか。
あなたが社会を動かすことが起こるのか。
あなたが誰かを幸せにすることがあるのか。




石川優実



作業に適したカフェまとめ(開放感重視)

パソコンで記事を書いたり作業をすることが多いのですが、自宅だとなかなか集中できません。

だけど、カフェでやるなら自分にとってベストな空間がいいですよね!

ということで気になるカフェ、今まで行ってよかったカフェをまとめてみました。

 

基本的に、

  • お酒があること
  • 開放感があること
  • wi-fiがあること

を条件としています。

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新宿カフェ

新宿東口

Kawara カフェ

tabelog.com

ザ・ステーションカフェバー

www.princehotels.co.jp

 2nd cafe(歌舞伎町バリアンの隣)

twitter.com

 

コトカフェ(花園神社隣)

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live cafe G

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西新宿駅方面

ポールバセット

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新宿三丁目駅方面

ブルックリンパーラー

www.brooklynparlor.co.jp

新宿南口方面

BLAST!

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Caffice

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渋谷カフェ

渋谷ハチ公口全般

SUZU CAFE 神南

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muse

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eplus LIVING ROOM CAFE&DAINING

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cafe BOHEMIA

 

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渋谷宮下公園方面

SUZU CAFE 神宮前

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347CAFE&LOUNGE

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フリーマンカフェ

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モジャ イン ザ ハウス

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渋谷新南口・警視庁方面

パブリックハウス

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cafe 1886 at Bosch

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池袋

ラシーヌ ファーム トゥ パーク

 

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BROOKLYN MILLS

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緊急院内集会のお知らせ&署名提出、ありがとうございました!

こんにちは!#KuToo署名発信者の石川優実です。

6/3、厚生労働省雇用環境・均等局雇用機会均等課へ皆様がしてくださった署名とコメント、そして要望書を提出しました。

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思った以上にニュースになっていてびっくりしています。

ここまでこ協力いただきましてありがとうございました。

提出した要望書はこちらです。

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6月3日署名提出後

  • テレビ
  • ラジオ
    • TBSセッション22

https://www.tbsradio.jp/376492



 

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それにしても海外からの注目がすごいです。日本でこのような動きがあることが珍しい、とおっしゃっていました。

そして、早速昨日の国会答弁でこの件について尾辻議員が根本大臣に質問をしてくださいました。

様々な報道のされ方がしておりましたが、自分の感想を率直に。

6月5日国会答弁後

 

 

まず、こんなに早くこの件を取り上げてくださったことにびっくりしておりますし、嬉しく思います。

まず、やはり残念だな、と感じたことは「社会通念において」という言葉が何回も出てきたことでしょうか。
今回の署名活動は、「怪我をして健康を害しているにも関わらず、マナーとしてパンプスやヒールが義務付けられることはどうなのか?」というものなので、「社会通念とは一体なんなのか?」「社会通念によりヒールやパンプスが必要とされる仕事とは果たしてあるのだろうか?」ということころが論点だったのでは?と思います。

しかし彼のこの発言によって、多くの方がそのことを考えたことも事実だと思います。今まではそれが考えられなかった。それが大きな問題であったとも思います。

ただ、大臣はそこまでなかなか理解していなかったのかな?という印象も受けました。男性にヒールやパンプスの苦労というのはなかなか想像し難いと思いますが、これだけ多くの人がこの件で困っているということ、怪我をしながら働いているということをもう少し重く受け止めてくれたら嬉しいなと思います。

その後の高階副大臣のコメントは、とてもありがたいものでした。「強制されるものではない」とのこと。そして、「職場で強制しているところがどれくらいあるのか私も承知していないんですけど」とのことでもありますので、この度では一体どれくらいの女性が職場でパンプスやヒールなどを義務付けられているのか、ビジネスインサイダージャパンさんが記事の最後にアンケートを載せてくださいました。

>>ヒール・パンプス強制は「業務上必要なければパワハラ」にも。#KuToo 厚労相発言の真意

そして、タイトルにもあります、「#KuToo パンプス押し付けにさよなら!緊急院内集会のお知らせ」を開催します。

参加できる方はぜひこちらで実際に怪我をした経験や仕事を諦めた経験、「職場で女性らしさ・男性らしさを求められて嫌な思いをした経験」を教えていただけたら嬉しいです。

難しい方はぜひ先ほどのアンケートの方で!

皆様の実際の声がとても重要になってきました。
ぜひご協力のほど、よろしくお願い致します。

以下詳細です。

就職活動や職場で、多くの女性たちが苦しんでいるパンプス。
就業規則等でパンプス着用をしいられている場合もあり、外反母趾などの健康被害や、バランスの取りにくさゆえに若い女性の労災の原因となっていること、そもそも女性らしさの押し付けであり性差別的、ハラスメントではないかなど、様々な声が上がっています。

パンプス強要をやめさせるよう求めた1万8,000人を超えるオンライン署名は今週6月3日(月)に厚生労働省宛に提出され、6月5日(水)の厚生労働委員会でも「怪我をした人への強制はパワハラに該当しうる」との大臣の見解や、一方でパンプス強要を容認したとも受け取れる発言もあり、議論が盛り上がっています。

そこで、6月11日(火)夕方に急遽「#KuToo パンプス押し付けにさよなら!緊急院内集会」が開催されることになりました。協力団体としてChange.org JAPANも名を連ねています。

◼️日時   6月11日(火)15時から16時

      *議会の進行状況により開始が遅れる場合があります。

      *開会30分前に開場、議員会館の入り口で通行証をお渡しします


◼️会場   衆議院議員第2議員会館第6会議室

 

皆様の参加をお待ちしております。

そして最後に根本大臣からは、「怪我をしているのに着用を強制することはパワハラになりうる」との意見もいただきました。

このコメントを聞いて、「じゃあ自分は実際に今怪我をしているからパンプスを履かなくても良いのかも、上司に交渉できるかも」とか、「もしかしたら部下でパンプスにより怪我をしている人たちがいるかもしれない、それで履かせていたらパワハラになりうるかも」と考え、着用の義務付けがなくなる会社もあるかもしれません。そうなってくれたらすごく嬉しいな。

尾辻議員は「ジェンダーハラスメント、性差別の観点」からも言及してくださいました。少しでもこの件がジェンダーや性差別であるということが認識されていけばいいなと思います。

とにかく、皆様署名本当にありがとうございました。ここがゴールかしらと思っていましたがここからでした。笑

だけど、皆様が一緒に声を上げてくださったおかげで第一歩になったのだと思います。ここまでこの運動を大きくしてくださって本当にありがとうございます。1日でも早く、多くの人が足に合わない靴を脱げることを願っています。そして、全ての人が「こうしなければいけないからこうする」ではなく、「こうしたいからこうする」が当たり前の世の中になったらいいなと思います。

 

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石川優実

エルジャポンの #KuToo 記事について、私の怒り。

こんばんは。石川優実@ishikawa_yumi)です。

本日は怒っているので記事を書くことにしました。
こちらの記事を読みました。

www.elle.com

この記事以前に、こんなこともありました。

abematimes.com

「何でもかんでも女性差別」とは?

この写真は私ですね。国際女性デー。ウィメンズマーチ東京、私はパレードに参加したのですが、abemaの方が取材しに来てくださったのです。「#KuToo」について。

私のインタビューの後、鈴木さんは#KuTooに関してなのか、内容をご存知でないウィメンズマーチに関してなのか分からないですが、

「なんでも女性差別は他にある幸福の道を見えなくする」「あなたの不幸は女性だからじゃない」とコメントされていました。

ちなみに職場でパンプスやヒールを指定されるのは「女性だから」ですし、鈴木さんがこの番組内では詳しく取り上げていないウィメンズマーチの内容を知っていたとして、その内容は「入試差別をするな」「セクハラをするな」「女性を狙ってぶつかってくるな」という、「女性だから起こる被害」に対して抗議するものでした。

私は最初、自分のインタビュー場面の前に鈴木さんのコメントを見たんです。なので、「変な編集のされ方したのかな」と思いました。

しかし、自分のインタビュー部分はとっても完璧な編集でした。短いながらこの署名活動の全てを伝えてくれたな、と思ってスタッフさんまじグッジョブ!と思ったくらいです。

だからこそ、それなのに鈴木さんのコメントそれ!?と思い残念でした。
「一体なんの話してるんだこの人は」
というのがいちばんの感想です。

まず、鈴木さんのコメント「ヒールを履きたい人もいる」という発言ですが、この前にある私のインタビューでまさに、「ヒールを否定するものじゃない。私たちにも男性の履いているような革靴を履く選択肢が欲しい」と言っていたのです。この発言があっての「ヒールを履きたい人もいる」って、会話が成り立っていない過ぎませんか。

ヒールを履きたい人の話はしていないよ。していないし、否定もしていないよ。ヒールやパンプスを履くことで怪我をしたり歩けなくなる人、合うものが簡単には見つけられない人の話をしているんだよ、と。

で、そこからの「なんでも女性差別は他にある幸福の道を見えなくする」「あなたの不幸は女性だからじゃない」でした。

まず、私たちはなんでも女性差別と言っているわけではありません。女性差別であるものに対して女性差別と言っています。

今回の#KuTooですが、イギリスでは職場でヒールを強制することは性差別にあたるとして法律で禁止された事例があります。私はこれを見て今回の署名をしっかり始めた、という経緯もあります。
署名活動中、多くそうやって女性差別ではないものを何でもかんでも女性差別だ!というから協力する気が無くなる」という意見をいただいたので弁護士さんに相談したところ、女性差別にあたる可能性が高いとのことです。

女性のみにパンプスを強制させることは女性差別にあたる可能性が高い

こちらが弁護士さんにお話を聞いた内容です。

 

法律に則った場合のパンプスは性差別にあたるのか?その可能性

男女共同参画社会基本法第4条では、社会の慣行が男女の社会における活動の選択に対して及ぼす影響をできる限り中立なものとするように配慮されなければならないとしている。

女性がパンプスを履くべきであるという社会の慣行が会社での人事評価や採用につながるとすれば、この考えに反する。

また、男女雇用機会均等法第6条では、配置、昇進、降格などの処分について、性別を理由とした差別を禁止している。パンプスを強制しているのは女性だけ。

つまり、パンプスを履かないことで配置などの差別を行えば、性差別として禁止されかねない。

もしパンプスを履かないことで怒られたり裏に回されたり、などされたことがある人がいたらそれは性差別にあたる。

過去に私の友達で化粧をせずに来たら働かせてもらえず帰らされた子がいたが、それはここに当てはまる性差別。

もしくはセクハラに該当する可能性もある。

男女雇用機会均等法第11条にいう中に入るかどうか。性別による役割固定(女はお酌をすべきなど)を強制するのはセクハラと言われている。

パンプスを強制させられる理由が「足を美しく見せるため」「スラッと見せるため」などの理由ならば当てはまる可能性がある。

女性はパンプスがマナーという社会的な常識から強制させており、美しさのためではないという主張もあるかもしれないが、そもそもマナーとして女性にヒールやパンプスが使われるようになったことには女性に美しさを求める背景があったのだとしたら、セクハラになる可能性がある。

また「性別を理由に行われるハラスメント」がセクハラになるのならば、一般的に想像される性的な言動(エロいこと)とはイメージが違うが、「女性のみに革靴の形を指定し、過度な痛みと怪我、健康被害がある」ということはセクハラに該当するかもしれない。(性別を理由に行われる嫌がらせ)

嫌がらせと言うと悪意があるもののように感じられるが、指定している側に悪意があるかないかは別の話である。

ということで、この件が女性差別にあたる可能性というのは十分にあり得る話なので、ここで「女性差別」という言葉を持ち出すことはごくごく当たり前のことだと私は考えます。 

それをふまえて、「なんでもかんでも女性差別」という鈴木さんのコメントに私は違和感を感じました。

この件に関してはいろんな方が反論をしてくださっていました。

こちらの方のブログがとてもわかりやすく書いていてくださいました。

で、その後のこのエルジャポンでの記事でした。

これは「82年生まれ、キム・ジヨン」の書評なのか?

まず、韓国で大ヒットし100万部以上売れ、日本でも13万部売れている「82年生まれ、キム・ジヨン」のお話なのかしら、と思いきやこの記事を読み終わった後の感想は「なぜキム・ジヨンの話を出したんだろう?」。

そして、「パンプスやヒールが著しく足に怪我をするものであったり健康被害があるものだという認識が抜けているな」ということ。

先ほど長く書きましたが、「この件は女性差別とされる可能性が高いということが考えられていない」ということ。

私たちが今、パンプスやヒールを強制されることをやめて欲しいと訴えている理由として、「怪我をしてまで守らなければいけないマナーとは?そしてそれが女性だけに求められるのは一体なぜか?」ということを述べています。

私たちは彼女のいうような「自由」を求めているのではない。「怪我をしないという人間として生きていたら当たり前に願うこと」を、聞いてくれと言っているのです。

彼女はことあるごとに、「自分でその自由を勝ち取ってきた能力のある人」の話を出します。

これが強者の意見なんだなと感じました。
弱いとされる立場の人がいるからこそ、強いとされる立場の人もいる。

全ての人が強者になることはありません。いろんな人がいることによってこの社会は成り立っています。

そもそも、全ての人が上の立場に行きたいかどうかということもあります。人が仕事をするスタンスはその人その人が決めて良いことなはずです。

すごく頑張って能力があって、上へ上へ行きたい人。
家庭と仕事を両立したいから、雇われる立場で自分に無理のない働き方をしたい人。パートやアルバイトという立場を自ら選びたい人。
それはその人の自由です。

だけれど、パートやアルバイトを選びたい人だって、当たり前に人権があります。怪我をせずに働く権利があります。性差別は誰もされてはいけないものです。

もちろん、自らの能力によってその権利を勝ち取ってきた人は素晴らしいです、尊敬します。だけれど、その人たちは本来しなくても良い努力もしたのではないでしょうか。仕事を頑張るということと、当たり前に全員が持っているはずの人権を得るための努力。頭が下がります。

本来そこに「人権を得るための努力」は、必要なかったはずです。これがなかったら、もっともっと仕事だけに集中できたのでは?とも思います。

能力を持って上にのし上がった方が今の私たちの行動を見て、「甘え」だとか「わがまま」だと感じてしまう気持ちはすごく分かります。だけれど、「自分たちもそうやってきたのだから下の世代たちもそうしろ」では、世の中は良くなっていかないのでは?と感じます。(セクハラを受け流す、ということでもこの話はよく出ますよね。)

抗議だけいっちょまえで結果を出さない女や、抗議自体を目的化した態度は責められるに値するが、例え女性蔑視による判断がない場合も、そのように思わせる社会にも不備はある。正解の見えない、「女だから」がとても丁寧に隠された企業の中で、小さな不条理を蓄積させながら感じるヒール先端、つま先の爪の痛みが、実際のそれ以上に感じられるのはなんとなくわかる。

 #KuToo」はキム・ジヨンを幸福にするかーー鈴木涼美の『82年生まれ、キム・ジヨン』書評より

 

この方の言う「抗議」と言うのは、つまり「足を怪我したくないという#KuTooの運動」や、「女性差別」への抗議のことだと思うのだけれど、これらの抗議は結果を出さなくても全ての人が当然に訴えられる権利のあるものだと私は考えています。

この人は女性差別や人権を訴えても良い人、この人は訴えてはいけない人。そんなものはあるはずがないと思います。生まれてきた人は皆平等なはずなのですから。

全ての人は、自分の健康を保って働くことができなければいけません。それは能力があるとかないとか、その人がどういう人だとか関係がないです。

そしてヒール先端、つま先の爪の痛みは、実際のそれ以上に感じられていません。実際に怪我した分痛いだけの話です。血が出たり歩けなくなったり小指が圧迫されて爪が割れたり。それに対して痛みを感じているだけです。

 

男性同様の熱意や能力

記事のなかでキム・ジヨンがあった面接でのセクハラについてのことが書いてあります。そしてその後に、

男性社員同様、仕事への熱意や学歴も求められている。このあたりに、おそらくヒントがある。

とも書かれています。
セクハラを受けている時点で、もう男性社員同様ではありません。スタートが違う。

よく「女性管理職が少ないのは女性に実力がないからだ、実力がある人はしっかり出世している」というような意見を耳にしますが、果たしてそうでしょうか。

本来の仕事以外に、「セクハラを受けるストレス」「それを受け流さなければいけない技術」「妊娠・出産によって強制的に仕事を休まなければいけない時期があるということ」「女性ということでメイクを強制させられること」「女性ということでパンプスやヒールによって足を怪我しなければいけないこと」「母親なのに働くのかなどと言われ続けること・そのような社会からの圧力」「共働きでも家事の負担が女性の方が多い、もしくは全て女性」などの対応しなければいけない多くのこと。

これらは男性であればそんなにない「負担」かと思います。
これらをなくして、その上で実力で評価されるべきではないのでしょうか?

もちろん、実力が伴っていないのに「女性だから」という理由で出世させたり評価されることもあってはいけません。その評価をしているのは誰でしょうか。

鈴木さんはこの記事の最後に、

女の子だからやらないでいいよ、なんて言ってもらえない忙しい世のなかで歩きかたを模索する私たちに、そこまで気遣う余裕はないから。

と書かれています。この文章に私は、「女の子だからといってやらなくてよかった辛いこととか、あったでしょう。その恩恵を受けておいて、女性差別だとか権利を主張するなんてわがままだ」と言いいたいのかな、と感じました。

ではその「女の子だからといってやらなくてよかった辛いこと」って、どんなことがあったかな。と思い返しました。例えばなんだろう。力を使う仕事を男性が助けてくれることは多々あったなと。

よく男女平等の話をしていると出てくるのですが、「男女平等というなら、重い荷物持てよ」と言ってくる人がいます。

私は、自分より力の弱い人がいたら(ご老人など)自分が力仕事をしますし、荷物を持ったりします。


成人女性と成人男性で、力の強さが違うのは明らかです。そしてそれは、努力によって差がついたものではありません。 
もちろん、男性でも私より力が弱い人もいるかもしれません。その場合、私が力仕事を引き受ける。それが私の考える平等です。

「男女平等というなら、重い荷物持てよ」。
逆に私はそのご老人に、「重い荷物持ってやったんだからお前に平等を訴える権利はない」とは思いません。

女性ということで男性上司が女性社員を優遇することがあるでしょうか。
それは男性上司の意識を変えるべきです。
「女を売りにして」という言葉をよく聞きます。
「女を売りにする」ってそもそもなんでしょう?

コミュニケーション能力が高く、上司との関係を良好なものにできること?
綺麗な格好をしていること?いつも穏やかに誰に対しても優しく接すること?バッチリお化粧をして美しくいること?

不思議です。それらのことを社会に出た多くの女性が求められてきました。それなのに、それを実行すると「女を売りにして」と咎められる。

一体女性に何を求めているのでしょうか。

男性上司の意識が変われば、女性も女性を売りになんてしなくて済みます。
多くの女性が、「仕事ができること」プラス、「女性として気に入られること」を求められます。仕事だけではないんです。私たちは上司にとって都合のいい女性でいなければならないのです。それがどれだけストレスになっている人が多いのか。

男性だったら、どうやって上司からの下心のある誘いをうまく怒らせないようにかわせばいいのかなんて考えなくても良かった。
男性だったら、セクハラにあって仕事を辞めるなんてなかった。全ての男性がそのようなことがないと言っているわけではありません。割合として女性の方がそのような目に遭うことが圧倒的に多いのです。

どうか仕事だけに専念させてください。
そういう意味で男性と同じ土俵に立ちたいのです。
人間関係の問題も男性と同じものにしてください。プラスセクハラという悩みを与えないで。
男性と同じ靴で、仕事に臨みたいのです。
足の痛みにばかり心を奪われず、もっと仕事に労力を使いたいのです。
男性も革靴で痛みを感じているのなら、それでもいいから。まずは同じ痛みにしてほしい。

 最後に、「私は仕事なんてやる気ないけどいいお給料もらって楽して生きていきたいから女使うわー」という女性がもしいたら。

全然賛同できません。真面目に仕事したい女性の足を引っ張らないでほしい、というのが私の正直な気持ち。

男女平等になった時に、そのような方はそういう楽はできなくなるかもしれないけど、ごめんね。男女ともに正当に評価されるということはきっとそういうことだと思います。

 何かと等価交換の人権ではない

よく、「おごってもらったくせに」「優しくしてもらったくせに」「重い荷物を持ってもらったりしたくせに」「セクシーな格好をしていたくせに」などの言葉を見ます。

これらはセクハラにあったり、女性差別を訴えたりすると投げつけられる言葉です。

女性の人権は(今は女性の権利の話をしていますので女性の権利と書きましたが、全ての人の人権は、です。)奢ったり優しくしたり重い荷物を持ってあげたり、セクシーな格好をしていたからといって他人が奪えるものではありません。
等価交換ではありません。

奢ったり優しくされることを女性の優遇と考え、なのに女性の権利を訴えるのか!という意見を見ますが、全く別のお話です。

奢ることも優しくすることも、したい人がすれば良い話です。したら相手の意思を尊重しなくても良いものでは決してありません。

少し冷静に考えればわかることではないでしょうか。

何かをすることによって相手を支配できると考えているならば、改めた方が良いと思います。

邪魔しないで。

とにかく悔しかったです。
せめて邪魔しないで。
今も多くの人がパンプスによって怪我をしています。
多くの人が女性差別に苦しんでいます。
協力してくれなくて良いから、邪魔しないで。

そんな気持ちでいっぱいだったのでこの記事を書きました。

まとまらない文章でごめんなさい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

#KuTooに関わってくださった皆様へ、感謝の気持ちを込めて。

こんにちは。石川優実@ishikawa_yumi)です。

今私は、#KuTooという署名活動をしています。

>>https://www.change.org/p/厚生労働省-kutoo-職場でのヒール-パンプスの強制をなくしたい

職場でのヒール・パンプスの強制をなくしたい!というものです。

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この署名に賛同してくださった男性へ。

ご自身のことではないのに、署名をしていただき本当にありがとうございます。その優しさに、多くの女性が救われます。

そして、引き続きお願いがあります。私たちは、自分たちの権利を取り戻すことにいっぱいいっぱいになってしまって、余裕がないことがとても多いです。

今回のように足を怪我しながら仕事でパンプスを履いたり、その運動をして多くの反発を受けたり、仕事も家事も完璧にしたり、痴漢や性犯罪に遭わないように、それでも遭ってしまった時に責められないように常に気を張ったり、仕事中のセクハラを笑って受け流す技術を獲得したり、時に入試で差別されたり、時に駅で男性に狙ってぶつかって来られたり。

男性のスーツやネクタイの問題まで、今は頭も体も使う余裕がないのが正直なところです。

もし、今後、今回のパンプスの件のように「あれ?これは女性は負担が大きいんじゃないか?」と感じることがあったなら。
あなた方が負担でなければ、何かアクションを起こしてくださると本当にありがたいです、助けられます。(もちろん、ご自身で大変なことがある時は大丈夫です。)

どうしても、様々な決定権が男性にあることが多いです。私たちが訴えるよりも、効果があるのが現実だと思います。

そうなれば私たちも、男性が抱えている世間から求められるプレッシャーや男らしさなどからの解放のお手伝いができる時がきっときます。

私たちが妊娠出産で強制的に1年以上仕事を休まなければいけなくなっても、それを理由にまだ結婚もしていないのにいずれするだろうと勝手に決められ、雇わないでおこうと思われず、家事育児を男性と同じに配分できたり、子どもの頃から「女の子だから大学行かなくてもいいよね」と言われなかったり、時に入試で差別されたりせず、家庭に入っても働きたいと言ったらわがままと言われず、男性と同じように仕事に打ち込めれば・・・

「男性は女性と食事に行く時に奢らなければならない」
「男性は一生家族を養わなければならない」

というプレッシャーから解放に導くことができるかもしれません。(もちろん、女性にご馳走したい!俺が一生養っていきたい!という方は、お相手が納得していればそのままで大丈夫ですよ。男性にご馳走してもらうことが嬉しい女性もたくさんいます。)

だけれど人間は一人一人違うので、「一生養ってくれなくていいから私にも仕事をさせてくれて家事も半分」を望む人もいるかもしれませんし、仕事をしたくない男性もいるかもしれません。

現状、このような方達の意見は軽視されがちです。

「男らしさ」「女らしさ」。私はこの言葉が嫌いではありません。
だけれど、それを他人が強制することは違います。
「男らしくいたい」「女らしくいたい」「男らしくいたくない」「女らしくいたくない」、それらを自分で決められるような世の中になってほしい。

こうなれば、今より幸せになる人はいても、不幸せになる人はいないはずです。

そして、こんな世の中になるには、あなた方のような私たち女性に寄り添ってくださる男性の存在が必要不可欠です。

どうぞ今後も、引き続き仲良くしていただきたいです。
そして、もしもあなた方も生きづらいことがあるならば、ぜひ恥ずかしがらずに教えてほしい。

私たちの口をふさぐためではなく、そのようなことを打ち明けてくれるのはとても嬉しいことです。きっと、私たちにも何かできることがあると思います。

お互いに連携して、より良い未来を目指しましょう。

ヒールが好きなのに署名をしてくださった女性へ

今回の署名で、ヒールやパンプスが好きで、特に強制もされておらず辛い思いをしているわけではないのに、優しさや未来の女性たちのために署名をしてくださった女性の皆様へ。

本当にありがとうございます。
あなたたちの優しさがを裏切らないために、絶対に「パンプスやハイヒールが悪」なんていうことにはならないように細心の配慮をして運動を進めていきたいと思っています。

どうしてもニュースなどになると、全てを伝えることが困難になり時にはパンプスやヒールを否定していると受け取られてしまうことが多々あります。(取材を受けた際には必ずそうではないと伝えているのですが、文字数や時間など限られた物の中でお伝えする場合それが省かれてしまうこともあります、ごめんなさい)

選択肢が増えた後も、パンプスやヒールを好んで履く方達が悪い立場に絶対にならないようにします。引き続き、素敵なパンプスやヒールを皆様が心から楽しんで履くことができますように。

同じ思いで署名してくださった女性へ

この度は、私のちょっとした愚痴ツイートから広まったこの運動に共感・賛同してくださり本当にありがとうございます。

あなたたちが「私も」と言って下さらなかったら、この運動は生まれませんでした。
ずっと、心にしまいながらどこか疑問を持ちながら、足を痛めるか今の仕事を諦める、そんな人生を辿っていたと思います。

私はこのように元々芸能の仕事をしているし、「#MeToo」のことがあってからは女性の人権についての発信をしていたので、このことで何か立場が悪くなってもそれは活動の一環なので大した打撃ではないのですが、皆さんはそうではない方も多いと思います。

中には、この署名活動をご自身のSNSで広めようとしてくださったところ、心ない言葉を浴びせられた方もいるそうです。本当に申し訳なく思います。

私自身も、最初のつぶやきから親しくしていた友人から「逆差別」「フェミを盾に何でも言っていいと思っているように見える」など言われ、縁を切ったなどのこともありました。

それだけ、おかしなことに声を上げることへのハードルが高いのだと思います。この日本で、特に女性の場合。

それなのにもかかわらず、本当にありがとうございます。

どうか皆様の私生活の負担にならない程度に、今後も引き続きお付き合いいただけたらと思います。よろしくお願い致します。

私や#KuTooに対してクソリプを下さった皆様へ

最後に、私や#KuTooに対してクソリプを下さった皆様へ。
あなた方がハッシュタグをつけてツイートをたくさんしてくださるおかげで、すごく流行っている運動のように広まりました。
女性が声をあげたり、差別に関しての運動をするとこんなに意味不明なバッシングがたくさんあるんだ、ということも可視化されたと思います。

そして、あなたたちのたくさんの意見に対して一つ一つ対応していくことで、私が厚生労働省にこの署名を出す時に明確に説明しなければならないこと(なぜこれが性差別にあたるのか、実際に指定されている会社はあるのか、どれくらいの怪我をしているのか、TPOはどうなるのか、など)を、私は最初に署名を始めた時と比べてかなり早く簡潔に答えられるようになってきました。

これは本当に、大げさでなくあなたたちのおかげです。
ハイヒールやパンプスの歴史や男女雇用機会均等法など、調べなくてはいけないことにも気付き目を向けることができました。

本当にありがとうございました。

よろしければこれからもどうぞ、よろしくおねがいいたします。

ご安心ください、この運動がうまく言っても、あなたたちの人生に何の変化もありません。引き続きハイヒールやパンプスを履く女性もたくさんいるでしょう。

うまくいけば、男性の革靴からも解放されるかもしれません。
楽しみに待っていてください。

#KuTooに関わってくださった皆様へ、感謝の気持ちを込めて。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

本当に心から感謝しています。
全ての人が例外なく、幸せな人生を送れますように。

 

 

コンビニで成人誌の取り扱い中止に賛成の私。

本当に、ジェンダー関係のニュースというものは日々新しいことがすぐに出てくるなぁという感想。

世間の意見を追っているとすぐに置いて行かれている感。出遅れた感。
なかなか最先端の波に乗れない私。石川優実@ishikawa_yumi)です。

コンビニで成人誌の取り扱い中止

mainichi.jp

成人誌がコンビニで取り扱いされなくなるそうですね。
正直私は自分が成人誌に載っていた立場だし、あんまり気にしたことはなかった。だって気がついたらいつもどこでもそこにあったから。コピーする時も隣にあったから。

様々な意見が飛び交っていたこの件ですが、私が思うこと。
それは、「コンビニに成人誌がなければいけない理由ってなに?」ということ。

今回の騒動で、私は改めて見に行ってみました、コンビニの成人誌コーナーを。
コンビニに置いてある成人誌はR指定がされておらず、成人誌の中でもソフトなものだそうです。

そう聞いて表紙を見てみると・・・
「生中出し」とか「アナルファック」とか、言葉を聞くだけで「う・・・」となるようなものが多かった。

フィクションや性癖として認識できるのか?

性教育でコンドームを必ずつけること、ピルを飲むことを頑張って推奨して、望まない妊娠や中絶、性感染症をなくそうと頑張っている中、日常的にこのようなものを目にする小中高生はどう思うのだろうか。

成人誌では、「生中出し」が良いことかのように描かれている。男性はそれを望んでいる、中には女性もそれを望んでいるかのような。

もちろん、お互いが子どもを作るという前提で生中出しはあるだろう。だけれど、あの表紙を見ているととても子作りのための生中出しとは思えない。
気軽にするセックスで、生中出しが当たり前、むしろ良いこととして刷り込まれやしないだろうか、と不安になった。

女性の私から見て、男性向けの成人誌は暴力的なものが多いな、と感じる。無理やりセックスをすることは犯罪だし、だけれどそれがしてもいいことかのように描かれている。女性が尊重されているような成人誌をあまり見かけない。そういう表現をしている本もあれば、自分の経験からすると本当に人として扱われていないモデルさんが掲載されていることもゼロとは言えないだろう。18歳の頃、成人誌に載っていた私は、契約外の露出を掲載されたりと、やはり人権を無視されていた。

もちろん、そのような表現を非難するわけではない(モデルさんの意思をしっかりと尊重した上でそのような表現をすること)。世の中にはいろんな性癖がある。犯罪を実際にしなければ、楽しむのは自由だ。だけれど、それを18歳に満たない子どもの目につく場所で販売する必要性はどこにあるのだろうか。

大人でさえ、AVと現実の区別がつかない人はいる。(レイプをセックスの一つだと思っている、痴漢をされて女性は喜んでいる、強く手マンをした方が女性は気持ち良い、潮を吹く=気持ちが良い、などなど)。18歳未満の子どもが正しい性教育をされていない現状で、きちんと区別はできるのだろうか。私はそうは思わないので、賛成だと思った。

出版社の戦略ミスでは?

今回の成人誌の取り扱い中止の理由に、「女性や子ども、オリンピックで訪日する外国人観光客への配慮」との発表があった。

その裏には、コンビニでの成人誌の売り上げが低下しているというものがあったともよく耳にする。

どっちにしても、私は成人誌を作っている出版社の戦略ミスだと思う。

女性や子ども、外国人への配慮が理由ならば、その人たちが見ても安心できるような成人誌の表紙を作ればよかったのではないかと思う。中身は見えないんだからいくら中で過激にしたって、表紙だけでももっともっとソフトにすればよかったのではないか。

それだと売れないと思ったのだろうけど、コンビニでの成人誌の売り上げが低下していたのだったとしたらそれでも売れてなかったのだから、やっぱり出版社が売れる成人誌を作れなかったんじゃん、と思う。

過激じゃないと売れない論は正しいのか

グラビアの仕事をしている時に、ずっと疑問だったことがある。先日の週刊SPA!にも言えるけれど、本当に過激じゃないと売れないのだろうか?
AVもグラビアも、どんどん過激になっていくけれど果たしてそれは本当に求められているのだろうか?
供給する側が過剰にそう思いすぎてないか?と思ってしまう。

グラビアのDVDの売り上げ、何本か出したけど過激にすれば売れるってもんでもなかった。今回はぬるかったかなと思ったものがバーっと売れたりもした。
だから辛い思いをして過激なことをしたのにな、とか思うこともあった。

過激競争をしているから買手も成人誌を買いたい時は過激なものを買うしかないみたいになっていないだろうか?

コンビニに置く成人誌の表紙も、なんとか過激さを残しつつというところを頑張っていたように思えるけど結局売り上げが下がっているのならば、そもそもそこを求めている人ばかりではないのかもしない。なんて思った。

女性向けの成人誌はないの?

friday.kodansha.co.jp

この記事の中で、「女性も成人誌を買えばいい」と書いてあったけど、コンビニで女性向けの成人誌を見たことがない。男性向けに作られたものを楽しめる人もいるけれど、そうでない女性も多い。

だったら女性向けの成人誌を作ってくれれば良かったのに、と思った。
なんで撤去になる前にそれを考えてくれなかったんだろう。
あの成人コーナーの半分が女性向けの成人誌になっていたら、もっと多くの女性からも「このままで!」と言われたかもしれない。

「女性は成人誌なんて買わない!」と思い込んでいる男性の作り手が多いであろう出版社・「成人誌を買っている女性はヤリマンだ・はしたない」とかいう時代遅れの価値観のおかげで、女性は成人誌が欲しくても手に入れられない状況なのではないだろうか。電子書籍は女性のエロがたくさん売れているらしいから。

コンビニはどの年代のどの性別の人も使う場所。
子どもや女性の存在を無視した結果なんじゃないのかなと思う。

と、いうことで私はこれをきっかけに子どもが目にしても良い成人誌を作って欲しいし、女性向けの成人誌を作りたいと思っているので、頑張ります。以上。