また余計なことを・・・

30代、どう楽しく緩やかに生きよう

#KuTooに関わってくださった皆様へ、感謝の気持ちを込めて。

こんにちは。石川優実@ishikawa_yumi)です。

今私は、#KuTooという署名活動をしています。

>>https://www.change.org/p/厚生労働省-kutoo-職場でのヒール-パンプスの強制をなくしたい

職場でのヒール・パンプスの強制をなくしたい!というものです。

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この署名に賛同してくださった男性へ。

ご自身のことではないのに、署名をしていただき本当にありがとうございます。その優しさに、多くの女性が救われます。

そして、引き続きお願いがあります。私たちは、自分たちの権利を取り戻すことにいっぱいいっぱいになってしまって、余裕がないことがとても多いです。

今回のように足を怪我しながら仕事でパンプスを履いたり、その運動をして多くの反発を受けたり、仕事も家事も完璧にしたり、痴漢や性犯罪に遭わないように、それでも遭ってしまった時に責められないように常に気を張ったり、仕事中のセクハラを笑って受け流す技術を獲得したり、時に入試で差別されたり、時に駅で男性に狙ってぶつかって来られたり。

男性のスーツやネクタイの問題まで、今は頭も体も使う余裕がないのが正直なところです。

もし、今後、今回のパンプスの件のように「あれ?これは女性は負担が大きいんじゃないか?」と感じることがあったなら。
あなた方が負担でなければ、何かアクションを起こしてくださると本当にありがたいです、助けられます。(もちろん、ご自身で大変なことがある時は大丈夫です。)

どうしても、様々な決定権が男性にあることが多いです。私たちが訴えるよりも、効果があるのが現実だと思います。

そうなれば私たちも、男性が抱えている世間から求められるプレッシャーや男らしさなどからの解放のお手伝いができる時がきっときます。

私たちが妊娠出産で強制的に1年以上仕事を休まなければいけなくなっても、それを理由にまだ結婚もしていないのにいずれするだろうと勝手に決められ、雇わないでおこうと思われず、家事育児を男性と同じに配分できたり、子どもの頃から「女の子だから大学行かなくてもいいよね」と言われなかったり、時に入試で差別されたりせず、家庭に入っても働きたいと言ったらわがままと言われず、男性と同じように仕事に打ち込めれば・・・

「男性は女性と食事に行く時に奢らなければならない」
「男性は一生家族を養わなければならない」

というプレッシャーから解放に導くことができるかもしれません。(もちろん、女性にご馳走したい!俺が一生養っていきたい!という方は、お相手が納得していればそのままで大丈夫ですよ。男性にご馳走してもらうことが嬉しい女性もたくさんいます。)

だけれど人間は一人一人違うので、「一生養ってくれなくていいから私にも仕事をさせてくれて家事も半分」を望む人もいるかもしれませんし、仕事をしたくない男性もいるかもしれません。

現状、このような方達の意見は軽視されがちです。

「男らしさ」「女らしさ」。私はこの言葉が嫌いではありません。
だけれど、それを他人が強制することは違います。
「男らしくいたい」「女らしくいたい」「男らしくいたくない」「女らしくいたくない」、それらを自分で決められるような世の中になってほしい。

こうなれば、今より幸せになる人はいても、不幸せになる人はいないはずです。

そして、こんな世の中になるには、あなた方のような私たち女性に寄り添ってくださる男性の存在が必要不可欠です。

どうぞ今後も、引き続き仲良くしていただきたいです。
そして、もしもあなた方も生きづらいことがあるならば、ぜひ恥ずかしがらずに教えてほしい。

私たちの口をふさぐためではなく、そのようなことを打ち明けてくれるのはとても嬉しいことです。きっと、私たちにも何かできることがあると思います。

お互いに連携して、より良い未来を目指しましょう。

ヒールが好きなのに署名をしてくださった女性へ

今回の署名で、ヒールやパンプスが好きで、特に強制もされておらず辛い思いをしているわけではないのに、優しさや未来の女性たちのために署名をしてくださった女性の皆様へ。

本当にありがとうございます。
あなたたちの優しさがを裏切らないために、絶対に「パンプスやハイヒールが悪」なんていうことにはならないように細心の配慮をして運動を進めていきたいと思っています。

どうしてもニュースなどになると、全てを伝えることが困難になり時にはパンプスやヒールを否定していると受け取られてしまうことが多々あります。(取材を受けた際には必ずそうではないと伝えているのですが、文字数や時間など限られた物の中でお伝えする場合それが省かれてしまうこともあります、ごめんなさい)

選択肢が増えた後も、パンプスやヒールを好んで履く方達が悪い立場に絶対にならないようにします。引き続き、素敵なパンプスやヒールを皆様が心から楽しんで履くことができますように。

同じ思いで署名してくださった女性へ

この度は、私のちょっとした愚痴ツイートから広まったこの運動に共感・賛同してくださり本当にありがとうございます。

あなたたちが「私も」と言って下さらなかったら、この運動は生まれませんでした。
ずっと、心にしまいながらどこか疑問を持ちながら、足を痛めるか今の仕事を諦める、そんな人生を辿っていたと思います。

私はこのように元々芸能の仕事をしているし、「#MeToo」のことがあってからは女性の人権についての発信をしていたので、このことで何か立場が悪くなってもそれは活動の一環なので大した打撃ではないのですが、皆さんはそうではない方も多いと思います。

中には、この署名活動をご自身のSNSで広めようとしてくださったところ、心ない言葉を浴びせられた方もいるそうです。本当に申し訳なく思います。

私自身も、最初のつぶやきから親しくしていた友人から「逆差別」「フェミを盾に何でも言っていいと思っているように見える」など言われ、縁を切ったなどのこともありました。

それだけ、おかしなことに声を上げることへのハードルが高いのだと思います。この日本で、特に女性の場合。

それなのにもかかわらず、本当にありがとうございます。

どうか皆様の私生活の負担にならない程度に、今後も引き続きお付き合いいただけたらと思います。よろしくお願い致します。

私や#KuTooに対してクソリプを下さった皆様へ

最後に、私や#KuTooに対してクソリプを下さった皆様へ。
あなた方がハッシュタグをつけてツイートをたくさんしてくださるおかげで、すごく流行っている運動のように広まりました。
女性が声をあげたり、差別に関しての運動をするとこんなに意味不明なバッシングがたくさんあるんだ、ということも可視化されたと思います。

そして、あなたたちのたくさんの意見に対して一つ一つ対応していくことで、私が厚生労働省にこの署名を出す時に明確に説明しなければならないこと(なぜこれが性差別にあたるのか、実際に指定されている会社はあるのか、どれくらいの怪我をしているのか、TPOはどうなるのか、など)を、私は最初に署名を始めた時と比べてかなり早く簡潔に答えられるようになってきました。

これは本当に、大げさでなくあなたたちのおかげです。
ハイヒールやパンプスの歴史や男女雇用機会均等法など、調べなくてはいけないことにも気付き目を向けることができました。

本当にありがとうございました。

よろしければこれからもどうぞ、よろしくおねがいいたします。

ご安心ください、この運動がうまく言っても、あなたたちの人生に何の変化もありません。引き続きハイヒールやパンプスを履く女性もたくさんいるでしょう。

うまくいけば、男性の革靴からも解放されるかもしれません。
楽しみに待っていてください。

#KuTooに関わってくださった皆様へ、感謝の気持ちを込めて。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

本当に心から感謝しています。
全ての人が例外なく、幸せな人生を送れますように。